
脚のむくみと重さをやわらげる
保存的な管理方法のひとつです。
薬より先に、原因を確かめることが大切です。
静脈薬は、脚の重さ、むくみ、だるさといった慢性の静脈症状をやわらげるのに役立つことがあります。
ただし弁の働きが落ちていたり逆流がはっきりしている場合、薬だけで血管の構造的な問題を解決することはできません。症状が繰り返すなら、まず血管超音波で原因を確かめることが大切です。

静脈薬は、静脈壁の張りや毛細血管の透過性に働きかけ、むくみに関わる症状をやわらげる目的で使われます。「脚のむくみの薬」「血行の薬」などと呼ばれることもありますが、動脈の血流を改善する薬とは働きが異なります。
服用中に症状が軽くなったからといって、下肢静脈瘤が進行していないとは言えません。脚のむくみの原因が静脈でない場合には、期待したほど役に立たないこともあります。

以下の症状は下肢静脈瘤のほか、リンパ浮腫、関節や筋肉の問題、腎臓や心臓の病気など、さまざまな原因で起こります。薬を選ぶ前に原因を確かめることをおすすめします。
静脈薬を使うかどうかの判断でも、最も大切なのは原因の確認です。血管超音波で次の項目を確かめます。

逆流の程度、症状の強さ、血管の状態によって、保存的な管理で十分な場合もあれば、処置が必要な場合もあります。どちらが優れているかではなく、その方に合っているかが大切です。
薬を変え続けたり長く飲み続けるより、次の症状があれば血管の診療で原因を確かめることをおすすめします。

当院では、静脈薬を「飲めばよくなる薬」とは説明しません。まず、患者さんが感じている脚のむくみや重さが静脈の循環と関係しているのか、下肢静脈瘤の初期のサインなのか、ほかの原因も重なっていないかを丁寧に確認します。

脚がむくんで重いといっても、原因は同じではありません。静脈薬が役立つこともありますが、逆流がはっきりした下肢静脈瘤では、薬だけでは足りないことがあります。
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