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下肢静脈瘤の手術治療
VEIN HIGH LIGATION & STRIPPING

下肢静脈瘤の高位結紮術・ストリッピング手術

Vein High Ligation & Stripping

逆流した静脈を縛り、
問題となる血管を直接取り除く
手術治療です。

静脈の結紮と摘出
血管の状態に応じた選択
超音波にもとづく判断
カーソルを動かすと光が反応します
01
高位結紮術・ストリッピング手術とは?

下肢静脈瘤の高位結紮術・ストリッピング手術 —
逆流した静脈を直接取り除く手術です。

VEIN HIGH LIGATION & STRIPPING

高位結紮術・ストリッピング手術は、逆流が起きている静脈をその起始部で結紮し、専用の器具(ストリッパー)を用いて問題の血管を直接取り除く手術治療です。

高周波・ベナシール・クラリベインのように血管の内側から閉鎖を促す治療とは異なり、この手術は病変のある静脈を体外に取り出します。血管の状態によって適する場合があり、すべての下肢静脈瘤に必要なわけではありません。

下肢静脈瘤について詳しく見る →

下肢静脈瘤 高位結紮術・ストリッピング手術の風景
静脈の結紮およびストリッピング手術の風景
02
治療の仕組み

血管を残して閉じるのではなく、直接取り除く方式です。

高周波やレーザーは熱エネルギーで血管を閉鎖し、ベナシールは接着剤で血管の閉鎖を促します。一方、高位結紮術・ストリッピング手術は、問題の静脈を手術で直接取り除く点が他の治療と異なります。

01
静脈の高位結紮(縛る)
逆流が始まる血管の部位を確認して結紮し、血液が下へ逆流しないようにします。
02
静脈のストリッピング(摘出)
ストリッパーと呼ばれる専用器具を静脈内に入れ、問題の血管を直接取り除きます。
見た目の血管よりも
内側の血流の向きが重要です
03
検討できる場合

こうした場合には、手術治療の可能性を確認することがあります。

ただし、こうした症状があるからといって、すべて手術が必要なわけではありません。初期であったり逆流がはっきりしない場合は、保存的な管理が優先されることもあります。

血管が太く、著しく拡張している
静脈の蛇行が強く、カテーテル治療が難しい
以前の治療後に症状が再び現れた
静脈逆流の範囲が広い
血栓、炎症、皮膚の変化も疑われる
脚の重さ、むくみ、しびれ、夜間のけいれんが長く続く
血管の突出がはっきりしており、生活上の不便が繰り返す
04
治療前に確認すべきこと

見た目の血管よりも
まず内側の流れを確認します。

手術の前には血管超音波検査が必要です。この過程で、手術が必要か、あるいは高周波・ベナシール・クラリベイン・硬化療法・保存的治療のどの方向がより適切かを判断します。

治療の基準と原則を見る →

01
静脈弁の逆流の有無
02
逆流が始まる位置
03
血管の太さと長さ
04
血管の蛇行の程度
05
すでにある血栓・炎症の有無
06
皮膚の変化・慢性静脈不全の有無
07
他の治療が可能かどうか
下肢静脈瘤のストリッピング手術に用いるストリッパー器具
ストリッピング手術に用いるストリッパー器具
05
主な特徴

下肢静脈瘤 高位結紮術・ストリッピング手術の主な特徴

高位結紮術・ストリッピング手術は長く行われてきた手術治療で、血管の状態によっては今も重要な治療の選択肢になり得ます。

01
直接摘出 — 逆流した静脈を体外に取り出す
02
長く行われてきた手術治療
03
太く蛇行した血管にも検討できる
04
切開と麻酔が必要な手術
05
超音波にもとづいて適応を判断
06
治療法の比較

高位結紮術・ストリッピング手術と他の治療の違い

どの治療が優れていると断じるより、患者さんの静脈逆流の位置と程度、血管の太さや形によって適した方法が変わります。

治療法
仕組み
特徴
高位結紮・ストリッピング
逆流静脈を結紮したうえで直接摘出
手術治療、切開・麻酔が必要
高周波
高周波の熱エネルギーで血管を閉鎖
熱治療、カテーテルによる施術
レーザー
光ファイバーによるレーザーの熱エネルギー
熱治療、静脈内で閉鎖を促す
ベナシール
医療用接着剤で血管を閉鎖
非熱治療、熱を使わない
クラリベイン
回転刺激 + 硬化剤の注入
非熱治療、機械的・化学的な複合
硬化療法
硬化剤の注入で血管を閉鎖
主に枝分かれした細い血管に使用
07
治療の流れ

検査から回復のご案内まで、7つの段階で進めます。

STEP 01
血管超音波検査
静脈逆流の位置と範囲を確認
STEP 02
血管のマーキング
立った姿勢で治療部位に印をつける
STEP 03
麻酔
手術範囲に応じて麻酔方法を決定
STEP 04
結紮
逆流が始まる部位で静脈を縛る
STEP 05
摘出
専用器具で問題の静脈を取り除く
STEP 06
確認
出血・むくみ・血管の状態を確認
STEP 07
回復のご案内
圧迫ケア・歩行・生活上のご案内
治療名よりも先に、
自分の血流を確認してみてください
08
注意点と限界

切開と麻酔が必要な手術であることも合わせて考える必要があります。

高位結紮術・ストリッピング手術は、切開と麻酔が必要な手術です。局所麻酔だけで進めるのは難しいことがあり、必要に応じて下半身麻酔または全身麻酔を検討できます。

治療後にあざ、痛み、張り、むくみ、傷あと、感覚の異常などが生じることがあり、患者さんの状態によって治療計画も異なります。

治療後にあざ、痛み、張り、むくみ、傷あと、感染、出血、感覚の異常が起こり得る
血管の状態によって手術範囲が変わることがある
過去の血栓症、服用中の薬剤、心血管疾患、糖尿病などにより治療計画が変わることがある
治療後も別の血管で新たに問題が生じることがあるため、定期的な確認が必要
症状が続く、または強くなる場合は医療スタッフの確認が必要
健康保険の適用について
症状、超音波検査の結果、治療基準に応じて健康保険が適用される場合があります。単なる血管の突出か、弁の機能低下による逆流が確認されるかによって異なるため、受診のうえで確認するのが正確です。
ストリッピング手術後の回復ケアの包帯
治療後の圧迫ケアと生活上のご案内
09
ブルースカイ静脈外科の考え方

小さな症状や、わずかな血管の変化まで丁寧に確認します。

高位結紮術・ストリッピング手術は古くから行われ、現在も続けられている手術方法です。広範囲の静脈瘤や、レーザー・クラリベインの適応範囲を超える中等症以上の場合に該当します。手術の結果も良好ですが、範囲の広い手術のため、麻酔方法は慎重に考える必要があります。

3,000+
血管手術の経験
30
大学病院教授
1
専任での集中診療
高解像度の血管超音波で静脈逆流の位置と程度を確認
治療が必要な血管と、経過を見てよい状態の違いを説明
高位結紮・ストリッピング・高周波・ベナシール・保存的治療の適切な使い分け
治療後の回復過程と生活管理のご案内
小さな症状とわずかな変化まで見るディテール
ブルースカイ静脈外科 パン・ジョンヒ院長 下肢静脈瘤 高位結紮術・ストリッピング手術の専門医
パン・ジョンヒ 院長
血管外科専門医 · 医学博士 · 元大学病院教授
10
よくある質問

下肢静脈瘤 高位結紮術・ストリッピング手術のよくある質問

下肢静脈瘤のストリッピング手術は、どのような場合に必要ですか?
+
静脈逆流が強い場合、血管が著しく拡張している場合、血管の蛇行が強く他の血管内治療が適さない場合に検討できます。実際の適応は血管超音波検査のうえで判断します。
ストリッピングは古い手術と聞きますが、今も行われていますか?
+
高位結紮術・ストリッピング手術は長く行われてきた方法ですが、現在も行われています。広範囲の静脈瘤や、レーザー・クラリベインの適応範囲を超える中等症以上の場合には、重要な治療の選択肢になります。
ストリッピング手術は傷あとが残りますか?
+
切開が必要な手術のため、傷あとが残ることがあります。目立ち方は切開部位、皮膚の状態、回復の経過によって異なります。
ストリッピング手術の後に痛みやあざが出ますか?
+
手術後にあざ、張り、痛み、むくみが生じることがあります。多くは時間とケアとともに和らぎますが、症状が強い、または長く続く場合は医療スタッフの確認が必要です。
ストリッピング手術の後、すぐに歩いてもよいですか?
+
術後の歩行は血流と回復に役立つことがありますが、歩く程度や活動範囲は患者さんの状態と手術範囲によって異なります。医療スタッフの案内に従って調整することをおすすめします。
ストリッピング手術の後、弾性ストッキングは着用しますか?
+
多くの場合、むくみの管理と回復のために医療用弾性ストッキングの着用をご案内します。着用期間は手術範囲と患者さんの状態によって異なります。
ストリッピング手術と高周波治療では、どちらが良いのですか?
+
どちらか一方がすべての方にとって良いとは言いにくいです。ストリッピングは血管を直接取り除く手術で、高周波は熱エネルギーで血管の閉鎖を促す治療です。静脈の位置、太さ、逆流範囲、血管の形、患者さんの状態を見て適した方法を選ぶ必要があります。
下肢静脈瘤のストリッピング手術に健康保険は適用されますか?
+
症状、超音波検査の結果、治療基準に応じて適用される場合があります。患者さんの状態や基準を満たすかどうかで異なるため、受診のうえで確認するのが正確です。
診療のご案内

脚の症状が繰り返すなら、
治療名よりも先に
血流を確認してみてください。

下肢静脈瘤の治療は、高位結紮術、ストリッピング、高周波、ベナシール、クラリベインのように治療の名前を先に選ぶ過程ではありません。自分の脚の静脈がどこで、どの程度逆流しているのかを確認したうえで、それに合う治療の方向を決めていく過程です。

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